病気ではなく人そのものを診る中医学①~「陰陽説とは?」

Yin_yang_svg中医学は、紀元前より中国各地で伝わる自然哲学を基本とした中国伝統医学で、患者の’病気’を診る西洋医学と違って、’患者そのもの’を診る医学です。ですので中医学と言えども、代替療法が根付いた欧米のプロフェッショナルなセラピスト達は、よりホリスティックなセラピーを提供できるよう、中医学に関する基本的な理論を必ず学び、カウンセリングや施術、アフターケア&ホームケア・アドバイスに生かしています。そんな中医学の魅力を知ってもらうために、数回にわたってどんなものなのかを紹介をしていきたいと思います。

中医学の基本的な概念のひとつに「陰陽説」があります。陰陽説とは、「自然界のすべての物事や事象にみられる相反する性質」を指します。例えば、陽がプラスなら陰はマイナス、陽が’動’なら陰は’静’という感じです。中医学ではこれを人間に当てはめて考えてみます。

・陽の人は、活動的、行動派、リーダー的資質がある、イライラしやすい、喉が乾きやすい、高血圧・肝臓や心疾患・頭痛・生理痛などをかかりやすい。

・陰の人は、消極的、冷静沈着、几帳面、心配性、声が小さい、体が冷えやすい、むくみやすい、免疫力が低い、呼吸器や泌尿器・生殖器の疾患にかかりやすい。

このように、性格的傾向や心身の状態、症状から私たちの気(エネルギー)の傾向を把握することができます。また、陰陽のどちらかに偏ることなくバランスをとってこそ、心身の健康的な状態が保てると考えますので、自分の陰陽の偏りを知ることでバランスを取るために必要なライフスタイルの要素を客観的に確認できるだけでなく、なりやすい症状を防ぐ’予防医学’としても活用できます。

中医学の基本的な考え方については、当校の短期集中2日間のチャイニーズメディシンコースアロマホリスティックマッサージコースで学べます。