美しい輝きが人を惹きつけてやまない、天然結晶石のクリスタル。無色透明なものから色とりどりのものまで、また形や大きさ、石に刻まれた不思議な形や模様、どれをとってもひとつとして同じものはない存在は、まるで私達人間と同じように感じさせられます。ただクリスタルは、私達人間と違って、何千年、何十億年といった気の遠くなるような時の単位の中でその結晶を成長し続けます。クリスタルが古代より王族や貴族、神官といった民や国をを治めるような立場の人々によって常に身に付けられたり、神聖な儀式で使用されてきたのは、クリスタルがとてつもなく長い時間の中で経験したであろう、気候や地殻の大変動といった自然の厳しさ、過酷さを乗り越えてきた智恵や秘めた力に授かりたいという願いからなのかもしれません。
クリスタルはそんな神秘的な側面をもつとともに、現代では物理学や化学の分野でその専門家たちによる、クリスタル結晶のもつ作用と私達への影響について科学的に分析され、セラピー、ヒーリング、医療の分野にもその実用が広がりつつあります。また海外ではクリスタルセラピーが大学のカリキュラムとして政府が認定しているところもあるほどです。
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